突然ですが、私は統合失調症です。
まぁ、アシスタント側は特にこの就労支援施設の利用者側なので、
何かしら病気など抱えているものでしょうが、私自身は統合失調症なのです。
およそ10年前、突然、この病気になってしまいました。
当初から病識があった訳ではなかったり、その病気であること自体を受け入れられなかったり…ですが、
最初の主治医となってくださった医師のお陰で、
割と早く闘病へと気持ちを切り替えられたのは、良かったと思っています。
実際の闘病というか、統合失調症との付き合い方として、
「幻聴は空耳、幻覚も幻。一切ないものとして割り切り、相手をしないことが大事」
だと何度かその医師から言われ、以後、何が聴こえても何が見えても完全に無視するようにしてきました。
幻聴が煩くてイラつく時もありましたが、それでも無視するように。
自身の感情に関しては、イラつかない・怒らない・泣かない…いわば我慢の連続でした。
6年以上の長い年数をかけて、無視し続け我慢し続け、
今、万が一にも幻聴が聴こえたとしても特段気にするでもなく知らん顔するだけで、
普通の日常をある程度以上は取り戻してきています。
というか、実際、今現在は幻聴や幻覚の類は全く無く、感情の波を大きすぎず小さすぎず、
普遍的に、ある意味では冷静に落ち着きを保つことを意識して
処方される薬をしっかり飲んでいるぐらいです。
一般的には統合失調症の症状はまだある筈ですが、私個人としては幻聴や幻覚が酷かった上で、
それに伴う感情の乱れが大いにあったワケですが、今は特にも無く、何でもなく過ごせています。
結局、闘病するには病識(知識的なものだけでなく自覚も)が必要なのですが、
だからといって自分が何らかの障がいがあっても気にしすぎない、
感情のバランスの取り方も大事なんだと思っています。
特にTRIDに入社(入所)させていただいてからは、
「何でも良い意味で自分次第なんだ、前向きに頑張ろう」と素直に思えるようになりました。
気持ち次第・考え方次第で、人は変わり成長し得るのだと。