利用者の声

等身大の自分で、コツコツと進む。TRIDでの4年間

TRIDに入って早4年が経ちました。この期間でさまざまな経験を積み、自身の目標や他の方々からのサポートにより、なんとか乗り越えてこられたことに感謝しています。まだ人とのコミュニケーションは得意ではありませんが、仕事に関しては最低限話すように努めています。特にリーダーシップの立場になれば、コミュニケーションの必要性が一段と高まることを痛感しています。

TRIDに入ったばかりの頃は緊張の連続でしたが、温かい皆様のサポートにより乗り越えることができました。当初は欠勤が目立ち、緊張からくる過剰な気配りが疲れを生んでいましたが、それが知らぬ間に改善されてきました。休まずに出勤することが、徐々にできるようになった一因だと思っています。

当然のことですが、会社は休まずに出勤する場所だと考えています。もちろん、高熱や精神的な負担が限界を超えたときは休むことも大切ですが、最近では「身体や精神的な負担がある状態で出勤してみる」という新たな視点が芽生えています。他の方が休まずに頑張っていることも尊敬し、自分なりの対処法を見つけようとしています。

私の場合、休んで家で横になっていても何も変わらず、仕事に行けなかったことへの悔いが残るだけです。マイナスの感情が増えるばかりで、何も良いことはありません。以前は引きこもりのグループに通っていましたが、何か話して一時的に楽な気持ちになったつもりでも、何も変わりませんでした。結局、働くことが唯一の解決策だと思います。現実をオブラートに包むよりも、傷ついたりショックを受けたりすることがあっても、現実にぶつかる方が自分のためになると考え、実際にそうしています。

複雑に考えずに、シンプルにそのままを受け入れて、今の自分はどうするべきかを考えると、自ずと答えが見つかると思います。楽な方に逃げがちな休みたい気持ちも分かりますが、私の場合は、その選択をすると虚しさや悔しさしか残りませんでした。偉そうなことを言ってしまって申し訳ありませんが、自分の場合はそうだったので、率直にお伝えしました。

仕事に取り組むことについては、休まずに仕事を続けることで、それが知らないうちにルーティンになり、気持ちとは別に身体が動くようになりました。忙しい時もあれば、暇な時もありますが、仕事は自分の都合ではいかないのが現実なので、それに応じて仕事していくしかありません。

休日は、ここ3-4年は主に家で過ごしています。コロナ禍も影響して、家の手伝いをすることが多くなりました。最近は好きなアーティストのCDをレンタルして自宅で聴いたり、ベッドで横になったり寝たりしています。以前よりも落ち着いてきたのかなと感じています。

コロナ禍以前は、休日ごとに色々な場所に出かけていましたが、最近は友達との付き合いも減り、1人で出かけることが多くなりました。海が好きなので、名古屋近辺の街に出かけて神社にお参りし、海を見て帰ることが多いです。これからの季節は寒いですが、空気がキレイになるので、海岸線からの日の出や日没を楽しんでいます。静岡県まで出かけて、日の出を見て帰ることも以前はしていましたが、最近は行っていません。

TRIDに入って4年が経ち、仕事においては稼ぐことの重要性や、自分を偽らずに等身大の姿勢でいることの大切さを感じています。かつては他人に違った自分を見せていたため、精神的に非常に疲れていました。それは等身大の自分ではないからこそ、どこかで無理が生じ、精神的な疲労が蓄積されるのだと、ようやく理解し始めました。まだまだ未熟ながら、そのままの自分しか通用しないことを少しずつ理解し始めています。なので、自分の立ち位置を客観的に見失わないよう心がけています。

その視点から見ると、やはり人との繋がりは必要だと思います。これまで一人で何もかも解決しようとしてきた結果の今があるわけですが、人の言葉を受け入れて自分の形に変えることが重要だと気づき始めました。正直に言うと、苦しい時もあり、現実逃避することも時折あります。しかし、それではいけないと考え、自分を引き戻し、等身大の自分でいられるように意識しています。まずは逃げずに前に進むこと。辛い時や苦手なこともあるけれど、それでも前に進むことを心がけています。

TRIDでの4年間は厳しかったですが、まだまだ厳しいと感じています。しかし、頑張ります。精神的なハンディを抱えているけれど、様々な寄り道を経て今の考え方ができたと思います。まだまだ頑張るべき段階だと思いますので、それを続けられるようにすることが、自分の使命だと感じています。

昔は偏差値のように人にもレベルがあると考えていました。仕事においてはレベルがあると思いますが、人間としては偏差値のようなものでは測れないことに気づいてきました。難しい気持ちはありますが、少しずつです。何でも少しずつ、コツコツとしか進めないので、その意識を保ちながら行動しています。 TRIDでの4年間で学んだことや、これからも続けていくことを、自分の理解の範囲で書いたつもりですが、失礼な発言や誤解を招く文章もあるかもしれません。それはすみません。自分の力不足です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。