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焦りが奪ったもう一つの体

2019年2月19日、私は脳出血で倒れ、半年間の入院生活を送りました。

その間、さまざまなことを考えましたが、毎日頭の中にあったのは

『まだ50代前半、このままでは終われない』という強い思いでした。

入院中は、朝9時から夜10時まで、食事の時間以外はすべてリハビリに充てました。ただ回復を待つのではなく、自分の力で取り戻す!そんな気持ちで、ひたすら身体と向き合い続けていました。先生曰く、「よく回復しても70%位です」と言われ正直ショックでした。普段から何をやるにしても中途半端な性格ですが、その時ばかりは「自分の将来の事がかかっているからしっかりやろう」という気持ちになり懸命にリハビリを行いました。

私の場合は退院後に問題が起こりました。とにかくリハビリを続けなくではいけないと先走りで、何でも体を動かしていればいいと思っていました。

特に歩いたり走ったりする事が大切だと思い込んでいました。就職先も決まり順調に事が運んでいるように見えましたが、ある日歩いていた時「何か腰に違和感がある」と思うようになり、そう思っているにも拘らず100円の側溝の下に落としてしまい側溝の蓋を開けようとしたその時、激痛が腰に走りました。急いで病院に行った時にはもう手遅れでした。それでも無理を続け、側溝に落とした物を取ろうと蓋を持ち上げた瞬間、腰に激痛が走りました。病院に駆け込んだ時にはすでに遅く、ヘルニアを発症していました。体のバランスが十分でないにもかかわらず、1日10キロ歩いたり走ったりしていたことが重なった結果でした。

脳出血の後遺症が比較的軽かったことで、自分でも気づかないうちに無理をしすぎていたのだと思います。

この経験から学んだのは、「やみくもに頑張ること」が必ずしも良い結果につながるわけではないということです。 リハビリは、自分一人の判断だけで進めるのではなく、専門家や周囲の意見を取り入れながら進めることが大切だと感じています。