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僕の障害と、そこから学んだこと

僕は、発達障害を持っています。

対人関係やコミュニケーションの困難さ、興味や行動の偏りが見られる障害です。

僕は幼少期、家族以外の人と全く話せない子どもでした。しかし、「人と関わりたい」「周りから浮きたくない」という気持ちも非常に強かったのです。その為か、小学校に上がったくらいから人が変わったように、他者と明るくコミュニケーションを取るようになりました。

最近になって知りましたが、これは「過剰適応」(=他者や組織に必要以上に合わせてしまう状態)と呼ばれる状態だったようです。長年、無意識にやっていたことで自分でも気付いていなかったので、高校2年生で障害があると診断された時は中々信じられませんでした。 今はもう過剰適応していた頃のように、無理をしてまで人と関わることはしていませんが、その時に培ったコミュニケーションスキルは今も活きています。本当に繋がりたい人と出会う事が出来るようになったのです。

僕はこの経験から、大きく2つのことを学びました。

1つ目は、心からの強い願いがあれば人はどこまででも変われるということです。

僕は人が大好きです。昔から、「人と深くつながる事」を一貫して願い続けています。過剰適応することで自分を見失ったこともありましたが、それは僕に人と繋がる力を与えてくれました。強い願いがあれば、障害さえも凌駕できるのだと感じました。

2つ目は、自分を知ることの大切さです。

いくら「人が好き」とは言っても、関わる頻度や度合いを間違えたら僕は潰れてしまいます。
悩みにぶつかる度に自分を知ったことで、段々と生きやすくなりました。これからも深く自分を知り、自分なりのバランスを見つけていきたいです。