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冬眠してみたいですか?

単刀直入に言いきると、冬眠は体に悪影響を及ぼす可能性があるので、やりたくはないです。

 熊やトリといった恒温動物は、体温を下げて一定期間の合間は冬を越すために巣などに籠って寝る習慣があるのですが、さすがに寝るだけの習慣といっても冬眠したいと言われたらためらいますね。私達人間も恒温動物ではあるものの、睡眠しかできない生活を送ってしまえば生活習慣がおかしくなるなんてこともあり得ます。食事もそこまで摂ることができず、1日3食から量が減少するので、栄養面でも厳しい一方です。ここまでくると生活習慣病どころの問題ではないです。

 もし人間が冬眠を始めてしまったらどうなるかというと、栄養失調、代謝、血流や脳機能などの体の様々な機能が低下します。冬眠から目覚めても思うように体を動かすことは不可能です。さらに、免疫力が低下し、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症にかかるリスクが急激に上がります。加えて、がんになる可能性も高くなります。それ以上に最も恐れるのは、体温の低下です。人間が活発に動ける目安の体温としては36~37°の範囲です。それ以下を下回る20°以下になると内蔵の機能が低下し、心肺停止になります。酷い場合は凍死の恐れもあります。

 以下のことから、私達人間は冬眠をしてはいけない理由です。熊と違って人間はそこまで代謝が高いわけではなく、栄養面と健康面にはかなり敏感です。毎日1日3食の食事、適度な運動、充分な睡眠を摂り、生活リズムを整えて過ごすことが何よりの幸せだと思います。  近い将来、人間が動物同様に安全に冬眠できるコールドスリープの機能が世の中に広まったら、実際に冬眠してみたいものです。例として、まだ発売するのに2,3年かかる欲しいものをいますぐやりたいってなったときにコールドスリープを使ったほうが、人生楽して欲しいものにたどり着けられることも可能なのかもしれません。

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