スタッフブログ

オシドリがやってくる池

皆さんはオシドリを知っているでしょうか?
オシドリは、カモの仲間に入る渡りをする鳥です。こちら東濃地区では11月頃から3月頃まで、越冬のために飛来します。
見た目の可愛さに、野鳥ファンにとって人気の鳥です。
臆病(おくびょう)なので、人が来ると飛び去ってしまいます。

そんなオシドリが私の家の近くにやって来ると知り、望遠レンズを装着した一眼レフカメラを持ち、噂の池までやってきました。

オシドリがいるらしい場所にピントを合わせ、カメラをのぞきますが、葉っぱなのかオシドリなのか、他のカモ科の鳥なのか分かりません。三脚を立て、ピンボケしないようにカメラを固定します。
オシドリと思われる被写体にピントを合わせて10枚くらい撮ります。
少し位置を移動して、また同じように撮影します。
これを30分くらいやると、ヘトヘトになります。

以前は、カメラを持った人を見かけていたこの池も、犬の散歩をする人くらいしか見かけなくなりました。
数年前に来た時は、父の姉の旦那さんがカメラを持ってきていて、オシドリの写真をいっぱい見せてくれたものです。自分でカメラを改造し、野鳥の写真を撮りやすいようにしていたのには驚きました。

撮影中にレンズ越しに動く物体を発見しました!オシドリの可能性大です!粘ったかいがあったと、シャッターを切ります。カメラの設定は絞り開放、望遠最大(300mm)薄暗いのでISO感度は1000にし、露出はオーバー気味にします。
最後に、近くにいるオシドリじゃないカモも何枚か撮って家に帰ります。

パソコンで撮ってきた写真を拡大し、オシドリかどうかを判定します。撮影ラストの付近で撮った写真に、オシドリがバッチリ写っていました!こういう時はいつも感動します。
SNSに写真をアップし、自己満足に浸ります。

ショックなことにこの池は、近い未来に埋め立てられることになってしまいました。オシドリには会えなくなります。 埋め立てられるその日まで、オシドリを撮影したいと思います。