私が子供の頃、まだサンタクロースの存在を信じていた時、12月25日の朝は足元にクリスマスプレゼントが届くのが不思議でした。友達は「こえだちゃんのおうちセット」をもらったのに、私の家ではお菓子だった、この違いは何故なんだろうと思っていました。
姉が「サンタさんに何か書いてもらおう!」とサンタさんに何か書いてね、とメモを枕もとに置いたら、筆記体で「MERRY CHISTMAS」と書いてあり、サンタクロースの存在を信じていました。
小学校2年生の時でした。母が「サンタクロースは私」と言い出してがっくりとした記憶があります。でも考えてみれば、見知らぬ人間が私の好みのお菓子を知っている訳ありませんし、妥当だと思いました。私もこえだちゃんのおうちセットが欲しかったです(笑)
母の方針で、普段は夕方6時から9時までは勉強をやることになっていましたが、クリスマスの日だけは勉強ナシ、レコードでクリスマスソングを聴きながら、父の帰りを待つことが許されました。父は会社からクリスマスケーキをもらってきてくれたのです。シャンメリーを用意して、クリスマスケーキを家族人数分に切り分け、キャンドルに火を灯し、ツリーを飾り、幸せな時間を過ごしました。姉が中学校3年生になるまで続きました。
学校給食もクリスマスイブはケーキとチキンが出ました。いつもは給食を残しがちな私も、この日ばかりは完食しました。
社会人になり、ケーキ屋で働き始めたので、クリスマスはケーキを売る立場になりました。ノルマに追われ、プレッシャーの中働いていました。道行く人々がうらやましく感じました。唯一、救いだったのは会社からクリスマスケーキが支給されたことです。夜遅く家に帰り、家族分のケーキを分けて食べていました。
前職では印刷会社にいたので、クリスマスは年賀状の印刷に追われていました。
TRIDに入ってからまた、クリスマスを有意義に過ごせるようになり、良かったです。
投稿者:アシスタントO